
1984年初演 共演 小林研一郎指揮 京都市交響楽団
1989年 石井眞木指揮 東京都交響楽団
1990年 岩城宏之指揮 東京都交響楽団
1990年 山田一雄指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
1997年 井上道義指揮 京都市交響楽団 大阪 京都
ウイーン クラコフ プラハ
2005年 小泉和裕指揮 大阪センチュリー交響楽団
2006年 松尾葉子指揮 セントラル愛知交響楽団
2008年 井上道義指揮 オールジャパンシンフォニーオーケストラ
指揮 高関健、尾高忠明、中田昌樹、大山平一郎 NHK交響楽団
ベルリン放送管弦楽団 他
石井眞木さんには
1972年雅楽とオーケストラのための「遭遇II」アメリカ初演のリハーサルで初めてお目にかかった。小野雅楽会の一員として龍笛を担当することになり、厳しい指導があった。責任と緊張で笛の歌口を当てる唇の下が切れて、その後タコができるくらい練習した。
公演後石井氏から横笛演奏家になるよう強く勧められた。
1973年香港アートフェスフェスティヴァルでも演奏。
1977年鬼太鼓座(現鼓童)のヨーロッパ公演に参加した時には、佐渡での練習に石井氏の姿があった。

1984年交響詩「祇王」の初演を任された。1985年には姉妹曲、協奏曲「解脱」の初演。指揮者としても共演してくださり、公演には可能な限り聴きに来て下さった。水炎伝説、風姿II、虚空、NHK「大蛇オロチ」など様々な石井作品に参加したが、最後は
1999年クロスカルチャーオペラ「閉じられた舟―智曉―」ヨーロッパ(ユトレヒト・ベルリン)日生劇場公演の参加だった。
音楽監督、指揮石井眞木 演出ヘンク・シュート 出演ナイジェル・ロブソン 天台声明他
この日本公演では、出を間違えた人があり、智暁のアリアの最中に地獄を象徴する何本もの円柱がグルグル回りだし舞台は危険な状態に。音楽は続き、さすが主役は円柱を避けながら歌い続ける。石井氏は指揮をし続ける。次は私の出番。音楽をしっかり聴いて、舞台に登場。そこで舞台監督が確認し、混乱はおさまり、無事公演は終了。皆何事もなかったかのように振る舞っていたが、石井氏には感謝された。
2003年に石井氏が亡くなられてから「祇王」の再演を願って、井上道義さん、小泉和裕さん、松尾葉子さんにそれぞれお願いして公演を実現することができた。
2016年石井眞木作曲水炎伝説再演は、天から知らせがあったような気がする。新版水炎伝説としての実現は、とても難しかったが、天を仰ぎ背中を押されながら最後まで頑張ることができた。今でもしっかり続けるように見ていて下さるような気がしている。
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